ドックフード

ドックフードを食べる妹を思い出す。



タケノコがあまり好きじゃなくなってきているなと思った。
夜食を食べることに抵抗がなくなっている死に向かう私の体はタケノコを軽んじだした。 

昔はもっと特別な好きな食べ物でタケノコが夕食に出ると我先にと飛びついたのに、今はへ~という舐めた気持ちで食べている。失礼千万だ。

自分は食べることが好きだと思っていたが、そうじゃなく空腹を満たす事ができたらいいらしい。食べるには食べるが味わうというより空腹を満たすために食べようとなってきている。

年々好き嫌いが激しく顕著になり美味しい~と思う食べ物が少なくなってきて空腹を満たすために食べている。

「食」は大事だ、三大欲求に入ってるし、三大欲求って名前なんだから三種の神器的なあれだろうから。



このままだと私はドックフードしか食べれなくなるんじゃないかと怖い、心から美味しいと思うのがあの香ばしい匂いで私を誘うドックフードでそれしか信じれない体になるんじゃないかと。


そして気付く、あ、身近にそういやドックフード食べてる奴いたなーと。


妹である。
私が本当にドックフードを主食にしたらあー血は争えんな。と言われるのか。
ふざけるな、ドックフードを食べた者という称号を一番にとるな、私が二番目じゃないか。

綾波レイしかり、二番目は違うのだ。

妹は飼っている犬を愛していて、愛犬が食べるものは美味しくなくてはいけない!と犬のおやつからドックフードまで全てをテイスティングしだした。
「ロイヤルカナンはいまいちだね。」
ドックフードを気だるげに食べつつ文句を言う妹に、だって犬が食べるものだものとは言えなかった。

彼女は真剣だから、真剣に犬の食べ物をテイスティングしているのだ。
いわば、王国の姫が毒を盛られていないか確認する従順な家来である、そして妹は本当に犬の事をプリンセスちゃんとよんでいる(本名はゴンちゃんだ)

そのうち私も犬用の骨をかじりながら歯ごたえがいまいちだね、というのだろうか。恐ろしい。
もし顔が良い男性とキスをするタイミングが来た時、犬の骨をかじった後の口臭がする私に濃厚なキッスをしてくれるだろうか。



タケノコでも何でも人間の食べ物が食べれるうちに食べようと思う。

おわり





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