レオマワールド

友達に遊園地に誘ってもらったのに断ったことをずっと気にしていた。

もう何年も前の事だけど私はそれをずっと気にしていて、ふとして瞬間に思い出して憂鬱になりその度に奇声をあげて一人でアルプス一万尺をしていた。アルプス一万尺、実は完璧に覚えたことがなくてうろ覚えなのにこういう時に私が頼るものはアルプス一万尺しかない。こういう人生。


しかし今日、ふとその時のことを冷静に振り返って考えてみた。

何年か前、私が体調がすんごく悪い時期に久々の友人からLINEがきた、この時点で補欠要員や何かの数合わせか金を貸してくれという相談か、とにかく悪いものだろうなと思う。しかし私は弱っていたのでLINEがうれしくニッコニコで開くと遊園地ドタキャンされたから代わりに一緒に行ってくれない?とあった。

いつだって私は誰かの変わりだ。補欠要員。
なんて私らしいんだ…他人から見るとなんて使いやすい人間なのだろうか私は。便利グッズなんだ私は。百均ショップのキッチンコーナーにあるやつ全部私。自動で掃除してくれる機械も全部私。

幽体離脱状態に体調がすんごく悪かったので遊園地は断る。ごめんね~の汗マークもつけた。
しかしその瞬間スマホが壊れるくらいの怒りの覇気が流れてきた。

向こうはバス代含めてキャンセルしたら料金が返ってこず無駄になることを恐れている。
私はそんな彼女の怒りの覇気に恐れている。

電話もかけてきて出なきゃいいのに律儀に出た私は覇気に恐れて一回行くと言ってしまった。
しかし電話を切って結局このまま行くと死ぬと思い直す。この女の覇気で殺されるか無理やり外に出て野垂れ死ぬか…私はせめて人様に迷惑をかけないように覇気で消え去る方を選んだ。

そして私は覇気で死んだ。

そして残っている肉片が成長したのが今の私だ。

肉片の私は考える。

よく考えたら一つも私は悪くない。

その女にはアポトキシン(コナン君が飲んだやつ)飲ませてキッザニアに放り込んでやったらよかった。
キッザニアで道徳を学ばせたらよかった。

私が今まで悩んでたの何だったんだろうか、CMでそこの遊園地が流れるたび自責の念からアルプス一万尺をしていた私は何なんだろうか。

ごめんよ、私。
もうよく分からないのにアルプス一万尺を歌わなくていいんだよ。
全然覚えてないのに適当に歌わなくていいんだよ。
とんでもない替え歌しか覚えていなくてじじいは殺され~ばばあは自殺~と大声で歌わなくていいんだよ。


しかし急に催眠が解けた気持ちだ、もしかして覇気と共にあの女は催眠も使ってきていたのかもしれない。
今日は肉片の私がまた一つ自我を取り戻した日だ。ハッピーバースデー






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