ずっこけた

チーズタルトを抱えてずっこけた。

年を重ねるにつれてずっこけるのに耐性がなくなってきて痛みより驚きがくる。

後ろのマダムが心配してくれて手を差し伸べてくれるが恥ずかしさが勝って、大丈夫です~と断る。
一緒に買い物に来ていた母は私の顔が恥ずかしさで真っ赤になってるのも知らず、スタスタと歩き、近くの良心市で私の顔より真っ赤なトマトを買っていた。

車の中でちょっと泣いた。
痛みより驚きでこの感情の放出には泣くのがいいね、という思いで泣いた。
血がでるほどずっこけたのは久しぶりだったので色々耐えれなかったのだと思う。


ずっこけといえばズッコケ三人組を図書室で読んだのを思い出す。
特に忘れれないエピソードがあってそれは、三人組のうちの一人のメガネの少年の家に強盗が入ったエピソードで、その少年はトイレに入っていてたまたまトイレのドアから下の道を歩いている友人の二人をみつけてトイレットペーパーに警察を呼んで。と書いてトイレの窓から垂らす…という話だ。

まとめるとラプンツェルのトイレバージョンだ。
髪と紙。

私はこれは天才だ!と思って強盗がきたらトイレに逃げる、これだけは覚えようと頑張り何とか今も覚えていた。

しかし、気づく。
私の家の周りに友人が来ることはない。奇跡が起こって来てくれたとしてトイレットペーパーを垂らしてそれをちゃんと真面目に受け取って警察に通報してくれる友人はいるだろうか…?そういった人間関係を築いてこれただろうか…?

私がこけた時、手を差し伸べてくれたマダムの手を素直に受け取ってありがとうございます、くらい言えばよかった。彼女だけが私のトイレットペーパーをちゃんと拾ってくれたかもしれないのに。

おわり

(去年かいたのが出てきたので投稿した。これ以来、今のところ血が出るほどずっこけていない)
(パイは潰れていても美味しかった)







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