妊婦さん

最近歩いてて帰り道、
「すみません、子育て支援とかに興味あります?」と聞かれた。

アッないです。と言ったらあっオッケーって感じでささっと離れていった。

何かの勧誘かと思ったが、道に止まって人を待ってるでもなくスーパーの帰りにたまたますれ違ったから声を掛けたという積極性のなさだった。

不思議だな、なんだったんだろとずっと考えていたが帰って鏡を見て気づいた。

私の体型から妊婦さんだと勘違いしたらしい。
(自分のふくよかな体型をたびたび忘れてしまう) 

そして常に下を向いて暗そうな顔が私の普通なのだがそれが声を掛けてくれた彼女には妊娠で不安定になっていると思われたらしい。

すげえいい人じゃん

全てが違うのだけど、すげえいい人だ。全てが違うのだけど。



この体型から赤ちゃん服のコーナーとか歩いていると店員さんに声を掛けられることがある。
その態度がすごく優しく、しかしその優しさはこれから生まれてくる赤ちゃんという尊さに対してやこれからの妊娠さんの不安を払拭させるための優しさで、これまた全てが違うのだ。

だけど本来チヤホヤされるのが好きな私は気まずい思いをしつつも、やぶさかでない。という。

(犬の服にリサイクルしようとして赤ちゃん服のバザーを除いたとき「男の子ですか?女の子ですか?」と聞かれ、完全に完璧に疑いようもなく妊婦さん(しかも性別が分かるくらいの)と思われてその時は流石に罪悪感を感じた。犬です。と答えた。)


また、違う場所では体調不良から倒れた事があり車椅子で運ばれた時、ゲ―ゲ―えづいてる私を見た看護師さんが何故か付き添いの母に席を外させていた。

えっ、何?と不安におもっていたら、

看護師さんが真剣な顔で「妊娠してる?」と。

医療の方まで?

そこまで妊婦さんオーラでてる?

その看護師さんの目が優しく、しかしその優しさはまたしても母親にも妊娠を打ち明けていないであろう私を大丈夫だよと覆ってくれるような優しさで、そのために母に席を外させたの…?と医療にかかわる方のやさしさと気遣いを知った。

これで本当に妊娠していたら泣いていたのだろうけど、悲しいことに全てが違うのだ。

あまりにも予想外な気遣いで私はえづきながらアッ違いますオエッと返しただけだった。


このような出来事を思い出して優しい方いっぱいいるんだなあと思う。世界も捨てたもんじゃないなあと。そして瘦せろやと。私瘦せろやと思う。


体調不良からの私はこの体型で最初は苦しかったのだけど慣れてきてしまい、雑貨屋の店主の方に神々しい、拝みたくなるようなフクフクの手だね。と言われたり戦争を体験してきたであろう方に太っていて気持ちがいい!いいね!と背中をバンバンというよりドシドシ年季を感じさせる叩かれ方をされたりすると普通に嬉しくなる。

太ってんのも悪くねえなと思うが、私はやぶさかではないものの優しくしてくれた相手の方があっ妊娠じゃない!体型の事を失礼した…!みたいな切腹する前の武士みたいな反省の意の顔をするのが申し訳ないので瘦せろや、とは思う。


瘦せろや、とは思う。

思うね。


おわり






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