坂本龍馬の友人

普段なにしているか分からない程度の関係性の方に遊びに誘われた。

悪い子ではないのは百の承知だが、私がこれくらいのちょっと帰りがけ話す程度の関係性の方を遊びに誘うことはあれど遊びに誘われるわけがない!
と思っているのであ…善意故の何かの勧誘か何かしらの活動だな…と思ってしまった。

悪い子ではなく、むしろ忙しい子なので、そんな良い子で公私共に忙しい子が益々私を遊びに誘うわけがない…!と遊びには了承したものの、家を出る時になってハリポッターの組み分け帽子のシーンみたいに、嫌だ…嫌だ…嫌だ…嫌だ…嫌だ…と唱えながら半べそで家を出た。

きっと相手は悪気なく私の顔が幸薄そうだったので、善意で何かしらに勧誘してくれると思うのだが私はその期待に応えれないのでその子の善意を踏んでしまい憎まれるのだろう…と何百回脳内のPCでシュミレーションしても結果がそう出る。
そういう演算結果が出る。
でもその子が誘ってくれた事のみを抱きしめて生きていこう、話が本題に入るまでのカフェでメニュー決めてる時の、え~イチゴもう出てるんですね~!春ですもんね~!と微笑み合う間だけでもお友達だったよね私達…と気持ちを整理して向かった。

人を信用していない訳ではなく、他人に自分が好かれると信じていないのだ。

なので帰りがけにアニメイト寄る、目に付いたガチャガチャをしこたま回せるだけ回す、ツイッターで「でもいい出会いでした…」と意味深に呟く…と心の対策をして向かった。

なんでそんな思いなのに出かけるかというと、相手に邪気が全く感じられずそんな公私共に頑張ってる年下の女の子のお誘いを無下にできるほど自分を持ってなかったからだ。


待ち合わせ場所で冷や汗をびっしょびしょに流して食中毒状態で来てくれたその子を見たとき、そんなに特に何も考えずに誘ってくれたんだ…!と気づいた。

その子は痛みでたまに時が止まっていた。
文字通り時がたまに止まっていた。
食中毒の波があるらしく、痛みが強くなると目を見開いて汗を垂らしながら固まるのだ。
デスノートの心臓麻痺の瞬間みたいでとても心配だったが波がピークじゃない時は全然いいんですよね~と紅茶の葉っぱを口から取り出して笑っていたので本当に何も考えてない…!ととても嬉しくタフな彼女に感謝と尊敬の念を抱いた。

快活!!!!!!!が歩いているような坂本龍馬みたいな子で(実際、本人にも坂本龍馬ですよね?坂本龍馬の生まれ変わりですよね?と言った)、私とはすべての考え方が違い楽しかったが、お相手が望むような恋愛トークなどで提供できる話題が私にはときめきメモリアルをプレイした事しかなくゲームをやらない彼女とは全く盛り上がらなかった。

その子が私を誘ってくれた理由が、「全然私と違う生き方だったので~~…」
と言ってくれて確かに彼女が日向の道を歩いているなら私はその裏のルートで生きてきた気がするので坂本龍馬は人を見る目があるなあと思った。
私が、岡田以蔵になった瞬間だった。

岡田以蔵の私は、彼女(坂本龍馬)の彼氏さんの写真を見せてもらったときに変顔を彼氏さんがしていたので「まともな顔のが見たいです~w(普段かっこいいでしょうから…)」と言ってしまい切腹を考えたが、「あー!でもこれ一番好きな顔なんですよ~」と全く気にしていなかったのでこれが日本の夜明けか…と思った。
日本は明るい、私の目の前で冷や汗を垂らしつつ将来について語ってくれる女の子は眩しい。


そして、私はいつも彼氏さんの顔写真を見せてもらって何て友達に返したらいいか分からないので本当に何とかしたいと思った。自分の早急に直すべき所だと思った。

私が提供できる愉快な話題がないので話は全く盛り上がらず、失言をしまくったが坂本龍馬は本当にいたんだな…という人間の奥深さを教えてもらい私は大変楽しかった。

陰の細道を歩く私の道にひと時だけ太平洋の香りがする彼女と共にした時間は貴重だと思う、いつか歴史秘話ヒストリアで紹介されると思う。


おわり







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